「7つの習慣」読了
- 作者: スティーブン・R・コヴィー,フランクリン・コヴィー・ジャパン
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 2013/08/30
- メディア: ハードカバー
- この商品を含むブログ (9件) を見る
何年も前から存在は知ってたけどなんとなく避けていて、ここ最近になって急に「読むべきだ」という気持ちに変わったので通勤中にコツコツ読んでいた。
やはり、読んで良かった。
昔から自己啓発系の本は斜に構えている事が多かったけど、これは本の中で書いてある通り、「小手先のテクニックではなく、原理原則に基づいて生きていくにはどうすればよいか」という観点に忠実だった。この観点は、自分が常々「小手先ではなく、根本的なスキルを身につけたい」と思っていた自分の感覚ともマッチした。
読みながら、心に留まったことや記述を受けて考えたことを手帳に書いてた。くれぐれも、これはサマリでも新解釈でもない。つまり、誤読した結果もここに書くことになると思う。
4/1 人との接し方や生き方について「個性主義」と「人格主義」の大きく2つのパラダイムがあって、 7つの習慣では「人格主義」の方に強く焦点を当てている
4/3 一方的な依存ではなく、自立し、その上でお互いに「依存」しあえるような関係になる (第一の習慣について) 主体性とは、インプットに対して反応を自分で選択すること。そしてその反応に責任を持つこと。
4/5 (第一の習慣について) 主体性の本質とは「決意」し「約束」し、それを「守る」ことだ (第二の習慣について) 「終わりを思い描くことから始める」というのが、 アジャイル開発におけるDoD(Definition of Done)と通じるものがある気がする
4/10 (第二の習慣について) イメージを膨らませてあるべき姿やゴールを想像することを「知的創造」と名付ける。 これは具体的に現実世界に反映させる「物的創造」と名付ける創造活動より先に行われるものだ。 この知的想像を文章に変換したものが「ミッションステートメント」と呼ぶ宣言文となる。 (つまり、ミッションステートメントを遂行することは第一の習慣である「主体性」に紐付いていく)
4/16 (第三の習慣について) 時間のレバレッジを利かせる。 重要かつ緊急なタスクに追われるだけでは疲弊していく。 重要だが緊急ではないタスクの時間を確保できるようなスケジューリングを行う。 スケジューリングの際、自分が被っている帽子(=ロール)に応じて第二領域の時間を確保することを念頭に置くこと。 重要でないタスクに時間を割かないように、振る舞い方を工夫する。 「ロール」は、自分作成したミッションステートメントと関わっている
4/20 (第四の習慣について) 信頼口座を潤沢に
4/22 (第四の習慣について) 「信頼の預け入れ」とは - 誠実さを示す - 小さな気配り - 約束を守る - 理解する - 期待を明確に - 悪かったら心から謝る
4/24 (第四の習慣について) 内的な思考パターンと外的な行動パターンは採用の方法が少し違う。 思考パターンは原則を重視し、行動パターンは相互の関係が良好になるように動く。 リーダーシップとは何か、というと、Win-Winの原則に忠実に、 議論やコミュニケーションを恐れない、そして妥協点なり第三案を受け入れる、ということだろう。
5/1 (第一〜第三の習慣を振り返って) 行動を変える→どうすれば行動が変わるか考える→考え方を変えるにはどうすればいいか考える みたいに読み替えられそう (編注:このメモは精度が粗くて、 当時は第三の習慣に向かうにつれてどんどんインナーに向かっているイメージがあった。 今はそうは思ってなくて、自立の為の心技体のようにイメージしてる。 第一の習慣は主体的な行動なので「体」、 第二の習慣はDoDをイメージするので「心」、 第三の習慣はDoDを遂行するための取捨選択なので「技」、 とそれぞれ言えると思う)
5/7 (第五の習慣について) 傾聴の話、自分は果たしてできてるのか? 共感することでお互いに冷静になれる。 感情的なやり取りには、自分が寄り添う
5/10 (第六の習慣について) シナジーは、自分の意見を取り入れてもらうことではなく、 互いに思いもしなかったアイディアにお互い納得することだろうか (第七の習慣について) (乳幼児の)子育て中の人って、運動の時間をどうやって確保してるのか?
5/11 (第七の習慣について) 肉体: 運動して鍛える 精神: 心の動きをある程度コントロールする術を身につける またレジリエンスを高める 知性: 日々勉強。。。? 社会・情緒: 外部とのつながりや共感
あとがき的なセクションで、著者ですらすべてを完璧に実践し続けることはできない、と書いていたのがとても印象的だった。身につけることがゴールではなく、より良い人生になるように自分のあり方、振る舞い方をほんの少しでも変えていくように日々考え続けることに意味があるのだろうと腹落ちした。