「Being Geek」読了
Being Geek ―ギークであり続けるためのキャリア戦略 | |
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YAPC::Asia 2011の木村秀夫さんの講演を見て、速攻購入。珍しくなんとか読み終えた本。
ざっくり流れを書くと、
- 自分が転職するところから始まって
- コードを書く人間から人を動かす人間になった時にどう動くべきか
- チームをドライブさせるためにどんな手が打てるか
- チームにどうやってリソースを投入してプロジェクトを成功に近づけるか
- コーディングをしていた頃と全く違う働き方に変わる中での、筆者のタスク管理方法
- 会社が解体へ向かっていく中で、社内ではどういう動きがあるか、またはその時どう動くべきか
おおよそこんな感じ。端折ってるところもあるけど。
内容的には、以前からぼんやりと感じてたり感じてなかったり、というのがあって、「目からウロコだった!」というのはなかった。ただ、全体的に筆者自身の体験を通して語られているので、説得力が強かったり、いくつかのシナリオでは追体験もできるようになっている。最近自分も、マネジメントというとちょっとアレだけど、メンバーというか事業部(僕の場合クライアントワーク)を引っ張って未来を示していく立場の一員になりつつあるので、困ったらすぐにここに立ち帰ろうと思う場所ができたように感じた。
ダイアリーの方を見てもらえれば分かるけど、多分僕は6:4から7:3くらいの割合で、ギーク的な思考の方が強いと思う。 実力はちょっとおいといてね。そういう僕の様な人間がキャリアパスを考えた時、この本は一番実践的な内容で、何から始めて、とりあえずどんなことを考えればいいかという指標になれる本だ。